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取材・文・編集 織田桂/katsura books
2025年2月発行
大正9年に生まれ、昭和から平成を生きた詩人、石垣りんさん。高等小学校を卒業後、55歳の定年まで日本興業銀行に勤務しながら、在職中・退職後も詩や散文を綴りました。
また、勤務先・日本興業銀行製の手のひらサイズの手帳に、読みやすい丁寧な鉛筆書きで、長年にわたり日記を記していました。
本書には1957年(最初の一冊は富士重工業製の手帳)から78歳、1998年までの日記が書かれた手帳のページの写真(抜粋)が収録されています。
一見、淡々と出来事を記録しているように思えますが、身近な人や家族との出会いや別れ、勤務の記録、作品を生み出す苦しみや喜び、自らの体調、気にかけている弟・利治のこと、長い年月の間で変わりゆく日々の生活の記録など読み取ることができます。
ご近所の八幡神社に日々通ったり、知人たちと旅行やコーヒータイムを過ごしたり。あるいは、今は亡きたいせつな人が出てくる夢をみてふと立ち止まったり。何も記入がされていない日が続くときさえも、そこにある生活や感情が見えてくるよう。それは、石垣りんの詩が日常から生まれていて、その一日一日・ひとりひとりというものは、替えのないかけがえのないものなのだ、と改めて思い起こさせるようでもあります。
谷川俊太郎さんの詩「石垣さん」(さよならの会にて朗読)ほか3名による寄稿、愛用品、センスにうなる自作年賀状、貴重な詩の草稿など、たくさんの写真なども収録です。
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