-
【再入荷】石垣りんの手帳 1957から1998年の日記
¥3,960
取材・文・編集 織田桂/katsura books 2025年2月発行 大正9年に生まれ、昭和から平成を生きた詩人、石垣りんさん。高等小学校を卒業後、55歳の定年まで日本興業銀行に勤務しながら、在職中・退職後も詩や散文を綴りました。 また、勤務先・日本興業銀行製の手のひらサイズの手帳に、読みやすい丁寧な鉛筆書きで、長年にわたり日記を記していました。 本書には1957年(最初の一冊は富士重工業製の手帳)から78歳、1998年までの日記が書かれた手帳のページの写真(抜粋)が収録されています。 一見、淡々と出来事を記録しているように思えますが、身近な人や家族との出会いや別れ、勤務の記録、作品を生み出す苦しみや喜び、自らの体調、気にかけている弟・利治のこと、長い年月の間で変わりゆく日々の生活の記録など読み取ることができます。 ご近所の八幡神社に日々通ったり、知人たちと旅行やコーヒータイムを過ごしたり。あるいは、今は亡きたいせつな人が出てくる夢をみてふと立ち止まったり。何も記入がされていない日が続くときさえも、そこにある生活や感情が見えてくるよう。それは、石垣りんの詩が日常から生まれていて、その一日一日・ひとりひとりというものは、替えのないかけがえのないものなのだ、と改めて思い起こさせるようでもあります。 谷川俊太郎さんの詩「石垣さん」(さよならの会にて朗読)ほか3名による寄稿、愛用品、センスにうなる自作年賀状、貴重な詩の草稿など、たくさんの写真なども収録です。
-
酒場とコロナ あのとき酒場に何が起きたのか
¥2,200
大竹聡/写真 衛藤キヨコ/本の雑誌社 2025年3月発行 「あのお店で飲みたい」。誰も経験したことのない、2020年からふりかかったいわゆる「コロナ禍」。政府からの要請により、あるいは自主的に、酒場なのにお酒を提供することのできなかった日々、酒場の人々は、なにを考えてなにを行ってきたのでしょうか。 ミニコミ誌「酒とつまみ」を仲間と発行される、お酒をこよなく愛するライターの大竹聡さんが、今振り返ると「渦中」の2021年と、扱いが5類に移行した2023年に、酒場の店主さんや関係する人々から聞き取られた内容をまとめられた1冊です。 コロナに翻弄され続けるお店のかたのインタビューから伝わるのは、人と人のお互いへの敬意と信頼、心意気。丁寧で貴重な、人々のこころの記録です。 あなたは、好きなお店がありますか。お店のひとは、誰かに見えなくとも日々できることをしながら、あなたが来るのを待っています。
-
トレーニング(シリーズ人間1)
¥1,100
木耳/新世界 2025年1月発行 著者は古希を迎えられた「木耳(きくらげ)」さん。人生で初めての著書、というか普段は日記さえも書かれない、ましてや本を書くなど、という方だそうです。 新しい出版レーベル「新世界」発行。「シリーズ人間」は、今まで作家として商業デビューされていない方を著者としてむかえ、様々な表現の場となるシリーズです。第一弾「トレーニング」は、木耳さんの私小説ともエッセイとも思えるような、時代を行き来する短編9編と、巻末に著者インタビューを収録。 木耳さんがその70年の時間の中で「自分」を形成してきた、なぜか記憶に残るふとした瞬間、こころの動き、ことばのやり取り。それらがあらためて文章となったとき、なぜか自分の中にある似たような風景を思い出して、最後の短編「南房総冨浦」でのあふれ出た涙があたたかくいとおしく思えるような。 発行者の秋峰善さんによると、木耳さんへの文章指導はされたものの、書き始めると1編をそれぞれ15分くらいで書き上げられたそうです。 木耳:1954年11月生まれ、午年。高円寺庚申通り育ち。杉並第四小学校卒業。 ※「シリーズ人間」は基本的に商業デビューしていない様々な立場の書き手を著者に立て、エッセイや小説、詩、短歌、4コマ漫画、画集、写真集とジャンルレスな内容(基本:文+インタビュー)の文庫シリーズを目指すそう。これから年3冊ペースで刊行予定。
-
酒を主食とする人々 エチオピアの科学的秘境を旅する
¥1,870
高野秀行/本の雑誌社 2025年1月発行 ※著者、高野秀行さんのサイン本です 「本当にそんなことがありえるのか?」・・・2023年、世界保健機関(WHO)は「アルコールは少量でも健康に有害」と明言し、同趣旨の学術雑誌も増加しているといいます(あとがきより)。 そんな中、「酒を主食」とは?一日中お酒を飲んで、活動に必要なエネルギーをアルコールで摂取するということ?まさか、子どもたちまでは・・・! ノンフィクション作家の高野秀行さんが、そんな世界的にほとんど誰にも知られていない人たちに会うため、テレビ「クレイジージャーニー」のクルーと訪れたのは、エチオピアの秘境「コンソ」と「デラシャ」。自らを「裸の王様」と名乗る一行が見たこと、飲んだお酒、食べたもの、出会った人たち・・・いやそもそも出国するまでの長い長い道のりから、まさに珍道中ともいうべき旅の全容を、ぜひ見届けてください!読後、収録されている写真をあらためて見たとき、あなたは何を思うでしょうか!そこにあるのは、人々のリアルな生活・・・リアル??リアルってなんだろう!
-
あなたの中のふしぎ DNA(月刊たくさんのふしぎ4月号)
¥810
中村桂子 文・はたこうしろう 絵/福音館書店 2025年4月発行 「DNA」はわたしたちの中の細胞ひとつひとつのなかにあって、遺伝情報をもち、二重らせん階段のような美しい形状をしているそうで、伸ばしたとしたら約1メートルにもなるそう。約40億年前には海に存在したと思われる細胞と、その中にあったと思われるDNA。3つの大きな役割を持ちながらいまの世界をつくってきました。 ということは、わたしも、ともだちや家族も、さかのぼれば、40億年前のひとつの細胞。違うけれど同じ。 地球の上にいきるものは、すべてが仲間であることの証拠を、虫捕りが大好きなぼくと、野原で出会ったテントウムシといっしょに紐解いてみませんか。 月刊「たくさんのふしぎ」シリーズは、小さなかたはもちろん、大きなかたも楽しめる雑誌。付録は小林万里子さん「世界に出たらなにをしよう」心あたたまるポスターです。
-
【再入荷】ベルリンうわの空(全3シリーズセット)
¥3,300
香山哲/イースト・プレス *このコミックスは ・ベルリンうわの空(2020年1月/第1シリーズ) ・ベルリンうわの空 ウンダーグルンド(2020年10月/第2シリーズ) ・ベルリンうわの空 ランデシュランゲ(2021年11月発行/最終シリーズ) のセット販売とさせていただきます。 漫画家、イラストレーターほか様々な活動をされている香山哲さんが、ドイツのベルリンに移住された日々を描くコミックです。 ドイツ語も堪能ではない香山さんが、「ここ、最高なんじゃない?」と思い始めた理由、そこに暮らす国籍も性別も職業も様々な人々との関わり合い、少しだけ暮らしづらさをもつ街の人に、大きな力を持っているわけじゃない自分ができることって…など、街の中からのひとりのアジアの日本から来た人間としての目線で描いてあります。 毎日笑って暮らしているわけではありません。偏見や差別もあり、自分のコンディションも仕事のスランプもあります。誰もが特別な人間ではない中で、少しずつ気持ちよく生きていくって?と次第に引き込まれ、ベルリンの街の懐の大きさや人々がとても魅力的に見えてきます。 今回セット販売とさせて頂くのは、全3巻を通して読むことで、香山さんの世界が広がると共に自分の中にある視界も広がっていく様子を体感していただきたいからです。 乱世を生きる私たち、でも今まで乱世じゃない時代はなかったのかも。その中で自分らしさを持って生きるとは?できることってなんだろう?いろいろと思いながら楽しんでください。
-
A FRIEND
¥1,870
谷川俊太郎 文・和田誠 絵 アーサー・ビナード 訳/玉川大学出版部 2004年11月発行 ※絵本「ともだち」の英語版です 「ともだち」ってどんなひと?会って話してて楽しいひと?会えない時も「どうしてるかな?」って気になるひと?だったら、会ったことはないけど、テレビやインターネット、新聞で見た、戦地の子どもたちも、食糧が満足に手に入らない国のこどもたちも、「ともだち」って言えるんじゃないかな・・・そんな、「ともだち」についてちょっと考えてみたい絵本です。 谷川俊太郎さんによるシンプルなことばと、和田誠さんのあたたかな絵で読み進み、終盤の写真のページで世界を変える方法について、おとなもこどもも一緒に考えることができます。
-
【再入荷】ともだち
¥1,320
谷川俊太郎 文・和田誠 絵/玉川大学出版部 2002年11月発行・2024年38刷 「ともだち」ってどんなひと?会って話してて楽しいひと?会えない時も「どうしてるかな?」って気になるひと?だったら、会ったことはないけど、テレビやインターネット、新聞で見た、戦地の子どもたちも、食糧が満足に手に入らない国のこどもたちも、「ともだち」って言えるんじゃないかな・・・そんな、「ともだち」についてちょっと考えてみたい絵本です。 谷川俊太郎さんによるシンプルなことばと、和田誠さんのあたたかな絵で読み進み、終盤の写真のページで世界を変える方法について、おとなもこどもも一緒に考えることができます。
-
おひなまつりのちらしずし
¥1,430
平野恵理子 作/福音館書店 2013年2月発行・2021年第3刷 家族が楽しみにしている、3月3日のおひなまつりのちらしずし。今年はなおちゃんがつくることになりました。お米を研ぐこと、材料の下ごしらえ、味つけ、盛り付けと副菜のお吸い物つくりまで。お母さんはアドバイスをしながらそばでじっと見守ります。ところどころでは小さな弟のボクのお手伝いも。 いつまでも遺したい行事食のお話でありながら、「信じて見守る」ということの大切さを考えたい、大人のための絵本でもあるように思えてきます。 あ!裏表紙でお片づけをしているのは・・・!できること、できるひとが、楽しみながら!
-
ロイヤルホストで夜まで語りたい
¥1,760
朝日新聞出版/2025年1月発行 ※17名の寄稿によるエッセイアンソロジーです ファミリーレストランの中でも少しだけ特別感の漂う「ロイヤルホスト」。お店の看板、二重のドア(そうでないところもあるようですが)、お料理、サービス・・・どれもしっかりしているからこそ、落ち着いて自分の時間を持てたり、だれかと和んだりできる空間です。 17人の書き手さんが抱いているロイヤルホストへの愛であふれるエッセイ。かつて食べた大好きなメニューはもちろん、子どもの頃のワクワク感、仕事終わりの夜遅くにほっとして眺めたあたたかい灯り・・・そういえば最寄りのロイヤルホストもかつては24時間営業だったけど、いまは23時閉店。お店でお料理を食べながら誰かとお店で「夜まで語りたい」のかもしれないし、「大好きなことについては永遠によさを語れます!」という意味の「夜まで語りたい」なのかも! カバーを外すと、どことなく記憶の片隅にあるような、また違ったお店の風景が現れます。 執筆者(50音順・敬称略)青木さやか/朝井リョウ/朝比奈秋/稲田俊輔/上坂あゆ美/宇垣美里/織守きょうや/温又柔/古賀及子/高橋ユキ/似鳥鶏/能町みね子/平野紗季子/ブレイディみかこ/宮島未奈/村瀬秀信/柚木麻子
-
【再入荷】MY EYES ON PALESTINE
¥1,000
ナラザキモモエ/バーバリアンブックス 2024年10月:second edeition 「わたしの知らない人」「だれも知り合いのいない場所」、報道やインターネットでしか知らないどこかの誰か、ではなく、同じ時代に地球上で生きている人。もしかしたら私であった、子どもを亡くした彼の地の母親。なにもつながっていないのではなく、こんなにもたくさんのつながりの中で生きていること。わたしの日々の生活の中に、離れた地で生きている誰かの苦しさや辛さを感じて、重ね合わせて、見つめること。「想う」こととは何か。「IT'S UP TO US~それは私たち次第」、地球に生まれるすべての命はみな等しいのです。 ※このZINEの印刷費回収後の売上は、ガザで避難する人々に炊き出しを行う現地の団体Watermelon Reliefに全額寄付されます。
-
窓をあけたらアートが見える
¥770
わたのはらさゆ 著 2025年2月発行 旅って、どこからどこまで、いつからいつまでのことをいうんだろう。家を出発してから、目的地(目的地もはっきりしない、流れに身を任せる旅もあるけれど)を経てまたわが家に帰るまで?いや、そもそも終わる旅というものがあるのかどうか…そんなことを考えてしまう本でした。 著者は旅についてたくさんのリトルプレスライター、わたのはらさゆさん。今回は2024年夏の旅を軸に、過去の旅を思い返し、インバウンドに沸く現在の日本を記録し、やがて来る家族の形の変化の思いも綴られています。 あんなところに宿泊できる?!そんな楽しみも、行程の写真もたっぷり。旅の計画をたてるためのアドバイスを読みながら、次の夏の計画を立てるのも楽しいですよ!
-
娘と話す 非暴力ってなに?
¥1,100
ジャック・セムラン 著 山本淑子 訳/現代企画室 2001年初版・2010年初版第4刷 恒久の平和を誰もが望むのに一向に減らない「暴力」。それに立ち向かう方法として「非暴力」という行動があります。 著者はフランスの現代史・社会心理学・政治学の専門家ジャック・セムラン。ある日娘から「非暴力ってどういう意味?」と問われた著者は、当時13歳と8歳の娘とともに人種差別と闘う漫画を読みながら、娘からのひとつひとつの問いに対し、一緒に考えていきます。 父から娘へ、大人から子どもへ。大きなものを持つものから持たざる者へ。「非暴力」について冒頭に示され、どういうことなのか、どうしたら近づけるのかをそれぞれのもつ経験を通して答えを探す。その「家庭」という小さなコミュニティ内の対話のプロセスは、大きな一歩であるように思えます。
-
【再入荷】タサン志麻さんのにんじんパーティー 料理のまほう(月刊たくさんのふしぎ2025年3月号)
¥810
タサン志麻 文・大島裕子 絵/福音館書店 2025年3月発行 ※月刊たくさんのふしぎ2025年3月号 ママン(フランス語でお母さんのこと)の作る家庭料理を広く日本に知らせたいタサン志麻さんは、職業として家政婦を選び、ひとつひとつの家庭で「料理のまほう」を伝えられています。 冷蔵庫にはいっているたったひとつの素材を生かすには。そして、なにより大切なことは?全部でまほうは3つ。まほうが使えるようになったら、レシピ本なんていらないかも!おいしいか、そうじゃないかではなく、考えるべきこと・・・ ガチガチの頭がやわらかくなるまほう。タサン志麻さんの笑顔がつまったような楽しい絵本です。おいしそうでやさしい大島裕子さんのイラストも必見!
-
【再入荷】おいしさつながる 昆布の本(たくさんのふしぎ2024年9月号)
¥810
SOLD OUT
お料理のおいしさに深みをあたえる「おだし」。種類はいろいろありますが、中でもとても力持ちの「昆布」の謎を掘っていきます。 そもそも、海ではゆらゆらしているのに、手元に届くときにはパキッと割れるほどの硬さになっている昆布。「手間」という文字のとおり、たくさんの、本当にたくさんの人の手を間にいれて、うま味を重ねて作られます。 おうどん、おでん、煮物のような和食だけでなく、洋食レストランや海外でも人気のある昆布。この本では産地のひとつ「羅臼」での昆布作りをとりあげ、楽しく解説されています。もちろん、おうちで使うときのコツも!
-
【再入荷】「さくらももこ 『ちびまる子ちゃん』を旅する」(太陽の地図帖038)
¥1,320
平凡社 2019年12月発行 254✕180mm 96ページ テーマで旅する大人のためのガイドブック「太陽の地図帖」名作漫画シリーズ。ちびまる子ちゃんの作品を軸に、当時の人間関係、暮らしぶり、文化などを現代の視点から探っていきます。ももこさんとまるちゃんの故郷清水を歩いたり、ともに仕事をした方のお話、過去のインタビュー再録、たっぷりのカラーイラストページも。昭和世代には懐かしい「川口浩探検隊」のお話も!今よりもはるかに家族や友人、ご近所など周りとの関係が豊かだった、まさに「昭和40~50年代」へ旅する1冊です。
-
ワンルームから宇宙をのぞく
¥1,980
久保勇貴/太田出版 2023年3月発行 何も言わなくても世界が自分を察してくれるには限界がある。ならば、自分で自分を外の世界に語る表現のひとつとしてエッセイを用いたJAXA研究員の著者久保勇貴さんの初めての著書です。日々果てしない宇宙の研究をしながら、宇宙の中心、すなわち自分自身の生活や日常に対する愛おしさにあふれています。それは私も宇宙の構成員だということを思い起こし、空を見上げたくなるよう。 宇宙はわたしで、ワンルームでの日常は銀河のなかのできごと。「へえ!」と、ちょっとだけ未知の宇宙を知ることもできますよ!
-
【再入荷】琉球 という国があった
¥1,430
上里隆史 文 富山義則 写真 一ノ関圭 絵/福音館書店 2020年2月発行 *売上の一部は出版社より(一社)沖縄美ら海財団「首里城基金」に寄付されます。 「自分や、自分の国が一番!自分と相容れない、ほかの立場の人や国なんて…」そんな思考は本当に自分のため、ひいてはだれもが暮らしやすい世界へ向かうでしょうか。 日本のなかでも小さな面積の県、沖縄県は、むかしはひとつの国、「琉球王国」でした。この小さな国が大切にしていた考え方が、お寺の釣り鐘に刻まれています。 なぜ小さな国は大国から大切にされたのか、そうしてどんな道のりをたどったのか。「つよさ」を考える1冊です。
-
空はみんなのもの
¥1,870
ジャンニ・ロダーリ 文・関口英子 訳 荒井良二 絵/ほるぷ出版 2024年11月発行 空はだれの上にも平等にあり、朝でも夜でも、わたしたちの上でいろんな顔を見せてくれます。空はだれかひとりのものではない。ぼくのもので、おとなりのおじいさんのもので、いま見上げても、あとで見ても、空はやっぱり空。なのに、なぜ・・・ 今から約60年前、イタリアの作家ジャンニ・ロダーリにより発表された詩「空はみんなのもの」。時を経ても誰にもわかるやさしい言葉で強い反戦の意識が表現されている詩に、多くのロダーリの作品の翻訳さをれる関口英子さんが驚き、当時手がけられていた本のあとがきに紹介されました。その詩に、同じくロダーリの絵本を多く手掛けられる荒井良二さんの力強く様々な表情を見せるたくさんの空の絵が添えられ、ちいさな人から大人まで誰にでも読める絵本になりました。 誰がなんのために線を引くのか。戦争とはなんだろうか。今日の空はどんな空でしょうか。
-
そのころ地球では…
¥2,200
オリヴァー・ジェファーズ 作・tupera tupera 絵 ほるぷ出版 2023年5月発行 人とは、古代より争いの絶えない生き物。ケンカをしながら、パパの運転するタイムマシン機能のある不思議な車で過去をかいま見る父ときょうだい。 ほしいものはひとのもの。よく見えるのもひとのもの。 けれど、もっともっと以前の、なにも持たないころの私たちの暮らしは… 「時間と宇宙を旅してみつけるぼくたちのいばしょ」とサブタイトルのつくこの絵本。そもそも、こんな大きい宇宙の中に存在する、たったひとつの小さな星「地球」で争うことの無意味さったら!
-
小さな小さな粒、素粒子のはなし(月刊たくさんのふしぎ2025.2月号)
¥810
藤本順平 文・倉部今日子 絵/福音館書店 2025年2月発行 わたしたちの世界や生活は「原子」でできているそう。草木も空気も、家も街も、私たち自身も。そう確か習いました。けれどどこかピンとこないのは、自分で見たり、さわったりという「実感」がないからかも。そういう感覚から、この分野のことに苦手意識を持つ人も数知れずいるわけです。 原子の中には原子核の中の、世界でいちばん小さな粒、素粒子。見えぬ、触れぬものを、いまより未発達な科学のなかで、どうやって仮定し実証したのでしょうか。 「月刊たくさんのふしぎ」シリーズは、小学校中学年くらいから楽しめる、さまざまなふしぎについて考える提案をしてくれる月刊誌です。 かつてテストのために「そういうもの!」と無理やり詰め込んだ知識について、もう一度ゆっくり学んでみませんか!
-
【古本再入荷】写訳 春と修羅
¥1,500
SOLD OUT
宮沢賢治 齋藤陽道/ナナロク社 2015年2月発行 160ページ サイズ178 x 130mm 宮沢賢治「序」「春と修羅」「告別」「眼にて云ふ」の四篇の詩を、齋藤陽道さんの写真によって「画」に翻案された本です。齋藤さんのエッセイ「夜と歩いたこと」も収録。 「写訳」とは齋藤さんによる造語です。主に東北で撮られた写真を中心に、宮沢賢治の詩を齋藤さんの写真で翻案(既存の著作物を、形式を変更して新たな著作物を制作する手法)した1冊です。言葉と写真、向こう側からこちらを見つめる眼…ふたりが綴る新しい「春と修羅」です。 巻末には若松英輔による解説「言葉を写す詩人たち」が収録です。
-
デタラメ研究所 まじめにサイコロころころふって100万回(かがくのとも傑作選)
¥1,430
小波秀雄 文・コマツシンヤ 絵/福音館書店 2023年6月発行 「今日は幸運日だから宝くじを買ってみようか!」とか、「ええ!同じ誕生日なんて奇跡じゃん!」など、なにかと実体や根拠のないことがらに操られがちな迷えるわれわれ。 タイトルにある「デタラメ」が、一般的に使われている意味「いいかげん」「無責任」などというものではなく、「夜空に浮かぶ星のようなもの」という著者小波さん。本書では、日本の少年エヌくんのもとにやってきたデタラメ調査員アールとともに、「実際にやってみること、考えてみること」の大切さを解き明かしてくれます。 無意識の行為にだってなんらかの意識が働いている現代人。サイコロの目、100万回振ってたどりつく場所は・・・今日の占いのラッキーアイテムを身に着けて想像してみるのも楽しいですよ。
-
だいすき!たべっ子どうぶつ 公式ブック(Quick Japan Presents)
¥1,870
株式会社ギンビス監修 太田出版/2024年7月発行 日本のおやつとして誰もがきっと知っている「たべっ子どうぶつ」。どうぶつの形の香ばしいビスケットにプリントしてある英単語。ちいさな時に「ふむふむ」と思いながらパクリと食べましたよね。 パッケージや、今やグッズとしても大人気のたべっ子どうぶつの「どうぶつさん」たち。その数は実に56種類!この本ではそんなどうぶつさんたちの貴重なフォトやイラスト、グッズ紹介、似顔絵(?)の描き方など、ファンブックとしてとても楽しめます。 発表当時から変わらない、子どもの健やかな成長のためのおやつ。「懐かしい!」と思える、永くあるものとしてのありがたさ。現社長が語る、たべっ子どうぶつのさまざまな秘密もひもときながら、今日のおやつにどうでしょう?