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もしぼくが鳥だったら パレスチナとガザのものがたり

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ファーティマ・シャラフェッディーン 文
アマル 絵/ゆぎ書房
2025年1月発行
*発送は6/15以降となります

「ぼく」は今でも心に思い浮かべます。この高い壁の向こう側に家族そろって暮らしていた、幸せだったあのころ。ぼくたちの家。おいしいオレンジの木。
あの人たちがやってきて、ぼくらを壁の向こう側の狭い町へと、銃を片手に追い出した。大好きだった家をのっとって、緑がたくさんだったお庭を、遊ぶためのプールに変えた。
とても越えられない高い壁にみんなで描くのは、きれいなお花や、さえずる小鳥や、高く飛ぶ風船。もしぼくが鳥だったら、この高い壁の向こうの、ぼくらの家に飛んでいけるのに・・・

理不尽な暴力を受け続ける人が今なおたくさんの現実。わたしたちは何ができるのでしょうか。何をしなければならないのでしょうか。「ぼく」が鳥にならなくても、追い出された街に戻ることができるために。だれにもなにも奪われない暮らしは、すべての人に等しくあるべきもの。

願うよりほかにできることはあるはず。ちいさな人が知るための、大きな人は考えて動き出すきっかけの絵本の日本語訳版。巻末には、東大中東地域研究センター特任准教授・鈴木啓之氏の解説つきです。

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