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ぷくぷく、お肉(おいしい文藝 第一弾)
¥1,200
河出書房新社 発行 2014年2月発行 お肉、食べますか?好きですか?もちろんお野菜もお魚も、バランスよく食べるのがいいのですが、時々無性に「ああ!お肉食べたい!」という感覚になる不思議。そんな時って、心身ともにある程度元気だけど、さらなる力が欲しい時のような気がします。 さて、この本にはさまざまなお肉料理が登場します。すき焼き、ステーキ、しゃぶしゃぶ、ハンバーグ、トンカツ、焼き鳥、シチューにお鍋・・・お肉について、お肉の料理について、32人の作家が綴ったエッセイを集めたアンソロジーです。どこから読んでもおいしい!世にも珍しい(けれど絶対に食べられない)マンモスのお鍋も登場します。あのお肉、小さいころのアニメで憧れませんでしたか?
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四季の行事食(全集 伝え継ぐ日本の家庭料理)
¥2,600
(一社)日本調理科学会 企画・編集/ (一社)農山漁村文化協会 2021年12月発行 四季のある日本には、季節の行事に合わせて伝えられた食や食文化があります。節句、お花見、田植え、祭り、お盆、報恩講・・・それらは地域の住民がともに作り、祝い、祈り、伝えてきた文化です。 この本では、その中でも昭和35年から45年の頃に実際に地域に定着していた食文化のうち、「次世代にも作り食べ続けていってほしい」と願われて選ばれた食を収録したシリーズ「伝え継ぐ 日本の家庭料理」のひとつです。南北に長い日本に伝わってきた、その土地ならではの食材が使われたさまざまな行事食のほか、ひとの成長、お祝い、別れ、先祖への想いを表す「冠婚葬祭」の時に地域に伝わってきた食文化も収録されています。 たとえば、広島の多くの地区では4月3日は「お花見」の日として、お弁当やカラフルなニッキ水を持って山に出かけていたそう。野菜が年中食べられるようになり、年間を通して一定の温度で快適に過ごすことで四季の概念が薄まりつつある今日、食だけでなく、なくなりつつある地域の文化や行事なども、次世代に伝えていければ、と思えます。 もちろんレシピも満載。素材を「使い切る」料理がたくさんです。
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【再入荷】山とそば
¥800
SOLD OUT
ほしよりこ 新潮社 2011年11月発行 210mm×148mm ※再入荷した本には帯はついておりません。 漫画家ほしよりこさんが訪問した土地を思い出し楽しんだ様子をまとめられたイラストエッセイです。 山に行き、お蕎麦を食す様子をその行程途中から描き始められた「山とそば」はじめ、白ヘビと鹿と猿に出会う「ヘビに巻かれて」、魅力的な人たくさんの「カルデラのある町へ」そしてオマケの「福島、仙台」の旅が収録。 思うように外出もままならない時には、かつて訪れた場所をほしさん風に思い出してみても楽しいかもしれません。いつか再訪する願いも込めて。
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ひと皿の小説案内 主人公たちが食べた50の食事
¥1,300
ダイナ・フリード 著・阿部公彦 監修・翻訳/マール社 2015年2月初版・2015年10月第2版 小説や絵本の中に出てくる「食べ物」、挿し絵を頼りに、想像や時には妄想を広げて、頭の中にいつまでも印象深く残っていたりしませんか? 著者のダイナ・フリードさんもまたその一人。デザインの企画で、小説に出てきた食を実際に調理して再現し撮影する中で、その楽しさに夢中になり、企画終了後も取り組み続けたそう。白鯨、ガリバー旅行記、百年の孤独、不思議の国のアリス、変身、風と共に去りぬ・・・この本には50の小説の食シーンが再現されています。 食も読書も、どちらも心地よく心身に摂取し、気もちのよいものという共通点がある、とは著者のことば。なるほど!そのワクワクが、どのページからもあふれてくる楽しい本です。 食の写真とともに、そのシーンが小説から引用されていたり、作品の豆知識や、巻末にはあらすじも収録されているので、一風変わったブックガイドとしても活用できます。 赤毛のアンの「いちご水」、その味やきっときれいな色、何度も頭の中で妄想しました・・・
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森の絵本
¥1,000
SOLD OUT
長田弘 作・荒井良二 絵/講談社 1999年8月発行 どこかから聞こえる声。小さいけれど澄んだ、気もちのいい声。 きみの大事なもの、きみの大切なもの、忘れてはいけないものを探しに、深い深い森の中へ行こう- 大事なもの、大切なものは目に見えにくいけれどたしかにあって。わたしのそれはきっと派手ではないし、大きい声で話しかけてもこなくて、よく見失いかけてしまうのだけど。 それは森の中にある、と。じゃ、その森はどこにある…? 長田弘さん、荒井良二さんのタッグの、やわらかくて静かで優しいのに力強い絵本です。
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ほほえむ魚
¥1,000
ジミー(幾米) 作・絵 有澤晶子 訳/早川書房 2002年6月発行 社会の歯車であるようなひとり暮らしのぼくが出会ったのは、なぜかいつもぼくにほほえみかけてくれる魚。ぼくを待ってくれている、ほほえむ魚と暮らしたい・・・小さな水槽に連れ帰り一緒に暮らし始めるぼく。 ぼくがそっと魚に口づけしたその夜、ぼくはぼくが何者であるかを知った。ぼくは、ほほえむ魚になにをしてあげられるのだろう・・・ 台湾のイラストレーター・絵本作家のジミー(表記:幾米)さんの1998年の絵本「微笑的魚」の日本語訳版です。自らを「中年の体に住まうやんちゃな子ども」というジミーさんが闘病を経てひと筆ひと筆ゆっくり描いたというあたたかなストーリー。たいせつな誰かがそばにいること、そのひとのためにできること。じわりしみてくる絵本です。
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アンネの木
¥800
SOLD OUT
イレーヌ・コーエン=ジャンカ 作/マウリツィオ・A.C・クゥアレーロ 絵 石津ちひろ 訳/くもん出版 2010年12月発行 オランダ・アムステルダム。1943年から1945年、ユダヤ人のアンネ一家が迫害から逃れながら生活していた「隠れ家」の前に生えていたマロニエの木が語る戦争の証言です。 遠くから戦争が近づくにつれ、「してはならない」ことが増えていき、やがて「存在してはならない」とされたユダヤの人々。息を潜めながら生きるアンネは、窓から見えるマロニエの木を生きる同志として希望を重ねていましたが… 今でも読み継がれる「アンネの日記」、アンネ・フランクの中にもたびたび記されたマロニエから見た戦争です。 このマロニエの木は実在していましたが、2010年の台風で倒れて一生を終えました。しかしこの苗木は世界中に渡り、日本では福山市などで今でも戦争の無意味さ、平和の尊さを伝えています。
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あまの川 宮沢賢治童謡集
¥1,100
SOLD OUT
天沢退二郎 編・おーなり由子 絵/筑摩書房 2001年7月発行 「宮沢賢治さんの童話には、たくさんの、魅力的なウタがちりばめられています。かねてからわたしは、それらのウタはみんな、独立して読み味わわれるのを、待っているような気がしていました。」(【はじめに】より) 宮沢賢治が生前に唯一発表した童謡「あまの川」をはじめ、数々の童話の中に登場したうたを、自らも詩人で宮沢賢治の研究者でもあった天沢退二郎さんが編み、作家で絵本も多数手がけられるおーなり由子さんが、やわらかな絵を添えられています。そのうたからは、木々や動物、星たちのなかにいきる自分もまた自然のなかの小さなひとりだと思えるよう。 「風の又三郎」「双子の星」などの童話から48のうたが集められた1冊。声に出して読んでもリズムが心地よく楽しい本です。
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のび太の月面探査記(小説 映画ドラえもん)
¥800
藤子・F・不二雄 原作/辻村深月 著 小学館/2019年2月発行 「遅刻するわよ!」と言われながら学校へのしたくをしていたのび太がテレビで見たのは、月面探査機のとらえた月の映像。探査機からの最後の映像によぎった白い影を「月のウサギだ!」とのび太が確信。友達には信じてもらえないけれど、ドラえもんと「ウサギ王国を作ろう!」と月に出かけたその日の夕方、学校の裏山で見かけた子は、なんでも完璧にできる転校生だった・・・ 自分を大切にすること、同じくらい友達を信じること、勇気を持つこと・・・普遍的なテーマの中に、大人になってもなくしたくないワクワクも。同名映画の脚本を担当された辻村深月さんが、藤子プロからの依頼により小説として再度向き合われた本作です。子どものころからドラえもんの大ファンだった辻村さんが著す、小説としてのドラえもん。月を見上げてみたくなります。ドラえもんとしばらく会っていなかった大人の方も、どこでもドアを開けて一緒に冒険に出かけてみてください。
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ノッポさんの「小さい人」となかよくできるかな?
¥500
SOLD OUT
高見のっぽ/小学館 2016年11月発行 30代半ばより上の世代の方ならば、NHK教育チャンネルの番組「できるかな」でおなじみであった「ノッポさん」こと高見のっぽさんの考えられる、人と人との関係性についての本です。 こどものことは「小さい人」、おとなのことは「大きい人」と称し、そこにあるのは対等な尊敬の念。もしかしたら「小さい人」のほうが、いろいろなことを察する能力や見抜く能力に優れているのでは、と語られます。言葉はなくとも通じ合っている優しさと互いへのリスペクトとユーモア、「できるかな」のノッポさんとゴン太くんはすてきなパートナーでした。 そんな「できるかな」のうら話や、のっぽさんの書かれた優しさあふれる童話(紙芝居)も収録、「できるかな」のノッポさんに会え、声が聴けるような本です。
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にっぽんのおやつ
¥880
白央篤司/理論社 2016年3月 第2刷 「3時のおやつ」はだれもが楽しみにする食文化のひとつです。しかし端から端まで、全長3000キロを超える日本列島。気候も文化もそれぞれ違って当たり前。ならば、47都道府県の「おやつ」にはどんなものがあり、何を楽しく食べたのか。フードライターの白央篤司さんが取材されて、「写真絵本」としてつくられた、どのページにも幸せがつまった、ワクワクする1冊です。 お菓子や甘いものといった、一般的に考えられる「おやつ」以外にも、その地方以外の人には知られていない名産や、おすそわけしたりされたりする特産物、おみやげとしていただいたことのあるお菓子など、さながら47都道府県それぞれが自慢したい「わたしの暮らす場所のおいしいもの」の図鑑のようでもあります。目次はありませんが、最終ページの日本地図に書き込まれた「おやつ」一覧が、社会の授業のように、食べたことのある地方を別の色で塗ってみたくもなったりします。まだ食べたことのないおやつ、いくつくらいあるでしょうか? ※見返し部分にゆるめの折り跡がありますが、全体的に大変美品です。ご了承ください。
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スペクテイター Vol.43 「わび・さび」
¥1,000
エデエィトリアル・デパートメント 2019年2月発行 「わび」「さび」本来は別の言葉であるこの二つの言葉。「閑寂」なイメージが浮かびつつも、説明するとなるとなかなか難しいものです。 ひとつのテーマについて、その導入部分から深く掘り下げ、さらに自分のものにするための提案までを1冊で扱う雑誌「スペクテイター」、43号のテーマは「わび・さび」。ずばり「わび・さびとは何か?」から、わび・さび探し、歴史、インタビュー、書籍案内などを多数のイラストや写真を交えて語る特集号です。 早回しで15秒の中にあらゆるものを詰め込むせわしない世の中、一輪の花や今宵限りの記憶の中だけにとどめるのもまた「わび・さび」、表紙の白椿のはかなさと凛とした佇まいは、息をのむような美しさです。
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トキワ荘マンガミュージアム-物語のはじまり
¥1,540
SOLD OUT
コロナ・ブックス編集部 編/平凡社 2021年4月発行 「トキワ荘」とは、手塚治虫はじめ藤子不二雄、赤塚不二夫など現代漫画の基を作った有名漫画家たちが、青春時代を互いに切磋琢磨しながら暮らしたアパート。2020年、そのトキワ荘が外部・内部とも忠実に再現された「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」が開館しました。 この本は、そこに暮らし巣立ち、漫画界を背負っていった著名な漫画家たちの貴重なインタビューはじめ、暮らしぶりを自ら描いた漫画、当時のご近所である地域の人びとから見たトキワ荘、そしてミニコラムなど、さまざま角度からトキワ荘を見つめ紹介するマンガミュージアムのガイド本です。当時の写真も、ミュージアム内の写真も満載の、ファンには見逃せない内容です。
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空の絵本
¥1,100
SOLD OUT
長田弘 作・荒井良二 絵/講談社 2011年10月発行 雨が落ち始めた。だんだん雨は強くなる。空の色も、あんなに青かったのに暗くなる。やがてだんだん雨は弱くなり、空の色がまた変わってきた。そのうち美しい夕焼けを追うように暗闇がやってきた。鳥たちが帰ってきて、こかげの色も変わってくる。1日が終わる、すべては運命のように。 長田弘さんのリズムある言葉に、荒井良二さんの深い深い絵。目で追っても、声に乗せて読んでも。やがてくる夜の静けさを思い浮かべる、味わい深い絵本です。
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【再入荷】京都・六曜社三代記 喫茶の一族
¥1,100
樺山聡 取材・文/京阪神エルマガジン社 2020年9月発行 コーヒー好きが日本一多いともいわれる京都。ここで70年以上にわたってコーヒーを提供し続ける喫茶店「六曜社」の創業から今日、そして未来へもわたる家族の物語です。 物語のはじまりは、創業の1950年より数年前、終戦直後の1946年、満州。この地で出会った創業者の奥野實さんと八重子さんが、帰国を果たして京都に開く喫茶店「コニーアイランド」「六曜社」。高度経済成長、バブル期、平成の時代からやがて来る創業100年までを、主に創業社の妻、八重子さん、息子の修さん、孫にあたる薫平さんを軸に、奥野家の一族と周りの方々とともに描きます。 今日味わう1杯のコーヒー、そこにはたくさんの方の手から手をわたる仕事と思いがあります。家族が健やかに暮らすために、足を運んでくださるお客さまが楽しまれるコーヒーに、仕事に情熱を注ぐ奥野一族のお話は、だれの身近にあるお話でもあります。
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鹿踊りのはじまり(日本の童話名作選)
¥1,000
SOLD OUT
宮沢賢治 作・たかしたかこ 絵/偕成社 1994年2月発行 宮沢賢治の故郷、岩手県花巻市に伝わる民俗芸能「鹿踊り(ししおどり)」は、地域の平安と悪霊退散を願う舞で、岩手県の無形民俗文化財に指定されています。 その鹿踊りのなりたちを、「わたくしはこのはなしをすきとおった秋の風から聞いた」と語られる、とてもユーモラスながら、美しい自然への畏敬の念・関わりについて考える物語です。 膝を痛め湯治に出かける嘉十は、食べきれなかった団子を鹿に与えた野原に忘れた手ぬぐいを取りに戻ります。美しく波打つようなすすきの野原で、6匹の鹿は、おそるおそる手ぬぐいに近づき「おまえはだれだ」と言わんばかりに・・・その様子をすすきの野原にひそんで見ていた嘉十は、手ぬぐいを囲む鹿のうつくしい歌と踊りに、つい心が躍って・・・ たかしたかこさんの描く、短くなる秋の午後のはかなさや繊細さ、白く光るすすきの野原にいきいきと舞う鹿、嘉十の心情。長い時間遺されている自然や民俗文化を考える物語絵本です。
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詩のこころを読む
¥550
SOLD OUT
茨木のり子/岩波書店(岩波ジュニア新書) 1979年10月第1刷・2014年3月第75刷発行 「いい詩には、人の心を解き放ってくれる力があります。また、生きとし生けるものへのいとおしみの感情をやさしく誘いだしてもくれます。」著者が出会った忘れられない詩。その詩をベースに、つづられた言葉に込められた感情だけでなく、あえて言葉にあらわされてない感情の読み方、背景にある時代、詩の作者についてなど、収録されている詩だけでなく、楽しみ方、あじわう方法を教えてくれる、詩と著者の魅力に引き込まれる本です。
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美しく青き道頓堀川(桂三枝の落語絵本シリーズ1)
¥880
桂三枝 著・黒田征太郎 絵/アートン 2005年8月発行 現・六代目桂文枝さんが、桂三枝時代に画家の黒田征太郎さんと手がけられた、絵本落語シリーズの1作目です。 道頓堀川に住むカメのカメ吉は、川の水質汚染から湿疹や首の腫れがあらわれ、父と別れてきれいな川を目指すこととします。父は「昔は道頓堀川もきれいだった」といいます。川の汚れは人間のせい。ごみの不法投棄だけでなく、なぜか自らも道頓堀川に飛び込む人間。川は人間のものではない。そもそも誰かのものではなく、未来からの預かりもの・・・ 時は流れ、カメ吉の息子と孫は、亡くなった祖父から聞いていた道頓堀川を目指します。話に聞いていたのとは違い、道頓堀川は美しく青い。さて、どうして道頓堀川は生まれ変わったのでしょうか?自然と共存するとはどういうことなのか、落語ならではの愉快なテンポの中にもいろいろと考えてみたい、楽しい絵本です。
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【古本再入荷】イノチダモン
¥1,200
荒井良二/フォイル 2014年7月発行 282✕216m 荒井良二さんの大型絵本です。 すべてのいのちの、生まれてくることの「よろこび」が絵本から飛び出てきます。 あなたとおなじいのちではないけれど、あなたとものと同じように大切ないのち。 水、花、生き物…歌うようにそれぞれのページからあふれてくるいのちの素晴らしさを、お子様にも、大人の方にも。 ぜひたくさんの人の目に触れますように。
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CUT AND CUT! カッターであそぼう!
¥1,200
五味太郎/アノニマ・スタジオ 2018年7月発行 切れ味バツグンの文房具カッターナイフ。はさみでは表現しきれない細やかさもあり、使えるようになるとなんのことはない便利な道具です。けれどもカッターを初めて手にするときも、「使ってみよう!」と手渡したほうの大人も、すこし緊張を伴う道具でもあります。 絵本作家の五味太郎さんが提案される、カッターナイフ初心者さんでもあるちいさい人に向けた工作のヒントとなる楽しい絵本です。切る、折る、重ねる、くっつける、ぶらさげる・・・「描く」も!カッターをはじめて手にするときに一緒に読みたい、正しいつかいかたの解説つきです。 ひとつの道具を手に取って、使いこなせるようになることのよろこび。自分でお気に入りのハンドクラフトを作って飾るワクワク。子どもだけでなく大人も一緒にどうぞ!
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永遠のおでかけ
¥550
SOLD OUT
益田ミリ/毎日新聞出版 2018年1月発行 「永遠のおでかけ」、誰かの命の終わりが自分のすぐ近くにやってきた。その人を想い、懐かしみ、あれをしておけばよかった、こんな話をしておけばよかった、と考えるけれど、それはいま私が生きていて、その人は心の中でちゃんと生きているから。 なにかを処分したところで、思い出は失われない。ずっと悲しみにとらわれていなくても、あたたかい思い出をふとしたことで思い出すのは、いま私が生きているから。益田ミリさんが、おじや父との別れから、たしかに一緒に生きてきた日々やこれからをつづったエッセイです。
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いこうよ ともだち でんしゃ
¥550
SOLD OUT
視覚デザイン研究所 作・くにすえたくし 絵/視覚デザイン研究所 2012年12月初版 2014年第8刷発行 雪の降る街に暮らすしろくまくんから、「あそびにおいでよ」と届いた手紙とプレゼント。急行「ともだち号」に乗って、ゆきのまち駅へ出発です。でも、あまりの大雪に、「ともだち号」は途中で立ち往生!助けに来てくれるのは・・・ いろいろな列車だけでなく、はたらく乗り物やいろんな仕事についても読むことができるしかけ絵本です。たくさんの音や歌声も聞こえてきますよ!
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本や紅茶や薔薇の花
¥880
SOLD OUT
陸奥A子/河出書房新社 2016年5月発行 1972年に漫画家として少女漫画雑誌「りぼん」の増刊号でデビュー後、今も活躍される陸奥A子さんのイラストモノローグ集です。 1970年代から80年代の少女まんが雑誌りぼんにて、「おとめちっく」なまんがでブームを起こし、のちに女性誌へと舞台を移され、長い間女性のこころを描き続けてきた陸奥さん。 恋へのあこがれやささいな日々への感謝、もう会えない誰かを思う気持ちまで、やさしいことばと描き下ろしイラストの一冊です。 「本、紅茶、薔薇の花」は、眠くなるために必要なものたち、と。タイトルとおり、気持ちをととのえたい時に開くとほっとする、一日の終わりに開きたい本です。
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アフリカの音
¥880
SOLD OUT
沢田としき/講談社 1996年3月発行 「アフリカの音」、ときいて多くの人が思い浮かべるのは、リズミカルな打楽器の音でしょうか? この絵本に登場するのは、ジャンベ。主に西アフリカ地域で演奏される太鼓です。 西アフリカは太鼓とダンスの豊かな文化を持つ地域、人々の生活に根差しています。 木をくりぬいて、いのちを終えたヤギの皮を張って作ったジャンベ。いのちは楽器に生まれ変わって、うれしいとき、頑張るとき、大地の恵みに感謝するとき、新しいいのちが誕生するお祝いのとき、そして祈りのときに、新しい音となり、ことばとなって、かわいたアフリカの風に乗ってどこまでも届きます。 太鼓の音やリズムに加えて、アフリカのひとびとの日常も、お祭りの日の特別な楽しい時間も感じられる沢田としきさんの絵とことば。「ドン ドン」だけでは表現できない豊かな音を思い浮かべて、心豊かに軽やかにどうぞ。