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作文(ハンドレッド ミニッツノヴェラシリーズ)

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小山田浩子/U-NEXT
2025年7月発行

「伝える」「遺す」「受け継ぐ」、そのために行動すること。ある事実を誰かに伝える時に、はからずもなにかの意思がはいってしまったら、それは「伝えた」ことにはならないのでしょうか?

先の大戦について身近な人に聞いて作文を書く夏休みの宿題。語りたがらない祖父、その祖父の体験をクラスの前で発表する慶輔。クラスメイト苑子は、学校で聞いた被爆体験に担任の意に沿わない感想を述べ、やがてクラスで浮いた存在となってしまう…

必ずしもその場で見た、聴いたわけでないできごとを伝えること。祖父が伝えなかったこと、時を経て新たに伝えたい人が出てくること。聞いたことが少しずつ変わりながら残っていくこと。そして未だに伝えなければならないことが日々起きていること…
誰かの言葉は、時に風に舞うようにやってくるし、残っていくのかもしれません。

大人になった苑子は、自分の方法で伝えることをはじめていきます。慶輔のもとへも届いたその言葉はどうなっていくでしょうか。

*ハンドレッド ミニッツノヴェラシリーズは、約100分夢中で読める中編小説レーベル、この作品は書き下ろしです。

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