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ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集

¥1,320 税込

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斉藤倫/福音館書店
2019年4月発行
189✕131mm 160ページ

短いひと夏の、ぼくと、新たにしかし確かに導かれて未知の世界に飛び込むきみとの物語です。ただしいことばに悩む少年のきみに、おとなのぼくが手渡した「詩」から、ふたりのひと夏の物語が始まります。
夏の間にいろんなことを考え、ことばを発し、思いもよらないスピードでおとなへと向かう少年。ふたりで詩を読んだ一瞬を、きみはきっと忘れるだろう。人生の中で一瞬でありながら永遠である夏。でたらめの詩の中にほんとうを見つけたなら、その詩はぼくにとってのほんとうの詩であり、そして読んでいる私にとってもほんとうの詩になって、何度となくリフレインしていくのでしょう。

この本の中にはたくさんの詩が引用してあります。「詩は難しい」と思っている方への、味わい方の入門書にもなります。

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