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【再入荷】椿の海の記
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石牟礼道子/河出書房新社
2(13年4月発行
世界は美しく日々変化し、二度と同じ顔を見せません。そこに住まう人々は優しく、そして残酷でもあります。
「こどもにはわからないだろう」とは都合のよいおとなの言い訳。はるか彼方の世界からこの世に生を受けて間がないこどもの方こそ、ものごとの本質を見抜き、見抜いた本質は糧となりそれからの自分を作っていくのだと。自分の幼いころの記憶がふいに蘇るようです。
あの事件以前のお話、美しい熊本、水俣が溢れています。
たくさんの豊かな言葉で綴ってあるのに、この本を語ろうと思っても適切な言葉が見つからないのです。
自分もまるでこの本の「みっちん」のように、ここに起こる事をただ感じるしかないよう。だからこそひとつの言葉も取りこぼさないよう、大切に大切に読みたい一冊です。
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