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絵の中のぼくの村

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田島征三/くもん出版
1992年8月発行

少年・征三と双子の兄・征彦は、戦後の混乱期に家族とともに高知県に居を移し、新しい暮らしが始まります。
まだまだ人々が生きていくことで精一杯だった頃。それぞれが身を守るための周囲の言動に傷つきながら、また友達の心を傷つけてしまいながら、ふたりは自然の中で成長していきます。大きな美しい山々、川、鳥や魚…歳月が過ぎ、山は団地に、野原には高速道路が、川は瀕死状態となっていた故郷。あの景色やあの生物たちはもう自分の中にしか存在しない。
あとがきにある赦しや後悔、喪失感はきっと今の自分の中にも重なります。ふりがな付きで、ちいさな方も、わたしたち大人も読みたいエッセイです。

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