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戦争が町にやってくる

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ロマナ・ロマニーシン、アンドリー・レシヴ 作
金原瑞人 訳/ブロンズ新社
2022年6月発行

世界のどこかにある美しい町、ロンド。住人は町の中心にある、歌をうたう花のある温室を大切にしながらささやかに暮らしています。仲のよいダーンカ、ファビヤン、ジールカの3人は心からこの町を愛し、自分のできることをしながらやさしく生きています。そこへ静かに忍び寄ってきたのは闇のような「戦争」。温室の花たちは歌うことができなくなり、町から歌声が消えました。みんなが傷つく中、ダーンカが見つけたのは「心も心臓もない戦争、その戦争自体が恐れているもの」・・・

ウクライナに生まれ育った著者のふたり。2014年のロシアによるクリミア侵攻まで、ウクライナには大人と子どもが戦争についてともに話せる絵本がなかったためふたりが作った、すべてのひとが「平和と戦争」について話すための絵本です。
戦争が終わっても、町も人も元通りにはなりません。戦争の傷と記憶を抱えて生きていかねばならなくなるのです。こころもからだもないのにある日隣にやってくる戦争とはいったいなんなのかを考えるきっかけとなる、ちいさな勇気を持つ絵本です。

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