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2001年の夏休み 東京大学駒場寮写真集(SECOND EDITION)

¥820 税込

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大薄朋子 著・写真/STUDIO PETIT
2018年11月発行
650部限定・シリアルナンバーつき

現在はイラストレーターのオオスキトモコさんが、2001年に知人を介して知り魅力を感じた、渋谷駅からほど近い都心の森の中にあった蔦が絡まる古い建築物、それは東京大学の駒場寮でした。

この年の8月、強制執行による学生の退去で閉寮になる直前の春、駒場寮の存在を知った作者はこの建物にたちまち魅了されます。建築としての面白さだけではなく、暮らしている学生の自由さにも惹かれた当時大学4年の作者は、かねてから閉寮・取り壊し問題の渦中にある駒場寮で生活する寮生のインタビューと写真を編集して卒業制作とするため、2001年の夏休みを駒場寮で見た「美しいもの」の撮影に費やしました。

写真には、夏という季節のまぶしさ、緑の生命感と対照的に、学生たちがそれぞれひとりで抱える孤独感のような暗い室内や、心の声の落書きもあります。2015年の初版を再編して発行されたこのセカンドエディションは、新たに当時の東大の立て看板(タテカン)の写真や、寮の存続をめぐって対立する運動の写真も追加され、当時の熱気や時代の雰囲気のようなものを感じることができます。

今はもうなくなった場所。そこにかつていた人々の息づかいを記録することは、ノスタルジーで終わるのではなく、次の世代へと伝えるすべになります。
わたしが訪れたことのない駒場寮の写真から思い出すのは、かつての自分であり、いつか見かけた人かもしれない。だれかの駒場寮での日々が確かにあった、2001年の夏の写真集です。

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