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アフリカの音
¥880
SOLD OUT
沢田としき/講談社 1996年3月発行 「アフリカの音」、ときいて多くの人が思い浮かべるのは、リズミカルな打楽器の音でしょうか? この絵本に登場するのは、ジャンベ。主に西アフリカ地域で演奏される太鼓です。 西アフリカは太鼓とダンスの豊かな文化を持つ地域、人々の生活に根差しています。 木をくりぬいて、いのちを終えたヤギの皮を張って作ったジャンベ。いのちは楽器に生まれ変わって、うれしいとき、頑張るとき、大地の恵みに感謝するとき、新しいいのちが誕生するお祝いのとき、そして祈りのときに、新しい音となり、ことばとなって、かわいたアフリカの風に乗ってどこまでも届きます。 太鼓の音やリズムに加えて、アフリカのひとびとの日常も、お祭りの日の特別な楽しい時間も感じられる沢田としきさんの絵とことば。「ドン ドン」だけでは表現できない豊かな音を思い浮かべて、心豊かに軽やかにどうぞ。
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【再入荷】すべてきみに宛てた手紙(ちくま文庫)
¥792
長田弘/筑摩書房 2022年4月発行 詩人の長田弘さんによる、39通の手紙型エッセイ、2001年の書籍の文庫化です。 時代は20世紀の終わり、「戦争の世紀」とも言われた20世紀、36通目の手紙「手紙36 戦争の言葉」を読むと、戦争がなにかの解決にはならず、失われ、壊されるもののあまりの大きさについて、それに対して言葉は何ができるのか、詩人の目線から書かれた、不要なものがそぎ落とされた手紙を受け取ることができます。 書くことは、そこにいない誰かを、自分になくてはならない存在にすること。「きみ」に宛てた手紙の「きみ」が「あなた」であるように。39通のどの手紙から読んでも優しいのですが、一冊を通して、長田さんから次世代のひとへ伝えておきたいさまざまな言葉を、ゆるやかながらも大きな流れで受け取ることができます。 解説は谷川俊太郎さん。長田さんの39通の手紙を受けて書かれた「返事」、「手紙を書きたい誰か」の存在、考えを共有したい存在が自分の中にあると気づけることがうれしく思えます。
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【再入荷】随筆集 読むことの風
¥1,980
SOLD OUT
アサノタカオ /サウダージ・ブックス 2020年10月 初版第一刷 2022年5月 初版第二刷 *今回のお取扱は表紙がグリーンの新装版です。 自分の内面を深く深くみつめる。自分をつくっているものはなんだろう ことばの通じない地で見つけた日本の文庫、異国に根を張った先人から聞きたかったことば、若くしてこの世を去った詩人の遺したことばを超えた感情、幼い娘と繋いだ手から、ことばはなくても伝わる瞬間。 さびしさを受け入れて感じたつながりは、他を受け入れることで見えてくる自分なのかも。 著者アサノタカオさんが寄稿したエッセイやコラム、旅のことを記したノートよりまとめられた、旅と読書、ことばと自分についての一冊です。 巻末には出版社の夏葉社島田潤一郎さんとの対談「ことばは個人的なちいさな声を守るもの」の付録つき。ことばをなりわいにされる2人の対談も楽しんでください。
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育児まんが日記 せかいはことば
¥1,980
齋藤陽道/ナナロク社 2022年5月発行 *著者の齋藤陽道さんの直筆サインとメッセージが入っています 聴覚障害をもち、日本手話を母語として生活する写真家、文筆家の齋藤陽道さんとパートナーまどかさん。おふたりのお子さんのいつきさん、ほとりさんは健聴。コーダ(聴覚障害をもつ親をもつ健聴のこども)のこどもと、家族の日々の成長を、齋藤さんが描くまんが日記です。 赤ちゃんが言葉を覚えて語彙が増える。同じように、3歳のいつきさんは生まれながらに身近にあった言語の手話を覚え、両親とコミュニケーションを取ります。 手話は、感情のたくさんこもった、とてもにぎやかなことば。この本を読んで数ページのうちに、たくさんの手話に私たちも触れることができます。 「好き」「大好き」を表す手話の成り立ちを感じられる場面も。きっとすぐに「好き」を手話で話したくなります。 日本語のひとつひとつの単語の間にある、あわいの状態を手話では表現することができます。それくらい豊かな手話と齋藤家の育児。じっくり味わって楽しんでいるうちに、この世界がとても豊かで、小さいけれどもたくさんの幸せに満ちている様子を発見できそうです。
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写真集 UWAKAI
¥4,180
宮脇慎太郎 著/サウダージ・ブックス 2022年4月発行 四国・愛媛県の最西端の佐田岬から豊後水道の南側の海域「宇和海」。独特の地形により古くから国の政策によって翻弄され続けてきたこの地は、そのせいで日本各地からの文化が入ってきては根付き、継承されてきました。 限界集落が点在しつつも、人々の暮らしがあり、豊かな文化があり、美しく自然があるこの地を、四国在住の写真家の宮脇慎太郎さんが6年の時間をかけて撮影し記録された1冊です。 この地に通うきっかけとなったのも、かつての国のハンセン病対策によって、幼いころ故郷から離された詩人との縁から。国の近代化や繁栄の対極にある、脈々と受け継がれてきたものや、生きる上での本当の豊かさについて思う、熱量を感じるような写真集です。
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【再入荷】娘と話す 宇宙ってなに?
¥1,320
池内了/現代企画室 2009年9月発行 とても身近であるにもかかわらず、まだまだ解明できない「宇宙」について、天文学者・宇宙物理学者の池内了さんが12歳の娘にお話をしながら、宇宙について、ものごとの考え方について、いろいろなことを伝えていく本です。 「宇宙はビッグバンから始まった」「宇宙は今も膨張し続けている」・・・宇宙の成り立ちや宇宙の果ては誰も見たことのないもの。では、どのように考えてその理論を導いたのか?こどもの「どうして?」「なんで?」に、わかりやすい言葉や説明を交えながら、真摯に向き合って語り合うことばは、まるで家のリビングでの親子の会話のようです。 「お父さん、また怒ってる」なんていう会話も多々あって、微妙な親子関係も見え隠れしつつ。 宇宙の謎について、宇宙と人間のかかわりについて、こどもにもわかるように導いてあるので、いま一度学びなおしもできる宇宙の解説本であるとともに、わからないこと、違う意見へ向き合う「考え方」を考える本です。 複雑で難しい世界情勢の未来を生きるこどもが、どんなふうに世を渡っていき、世界をどのようにしてほしいのか、というシンプルな父の願いがじんわりしみるようです。
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ポチャッ ポチョッ イソップ かえるのくににつたわるおはなし
¥2,750
アーサー・ビナード 再話 ススキコージ 絵/玉川大学出版部 (世界のむかしのおはなしシリーズ・イソップ童話より) 2022年1月発行 イソップ童話の中でも、日本ではあまり知られていないお話を土台に、アーサー・ビナードさんが20年を費やして構想し、スズキコージさんと共に作った絵本です。 好きな時に沼地で泳いだりケロケロ歌いながら、なかよくおだやかに暮らしていたカエルたち。けれど一部のカエルは「こんなにのんきに暮らすなんてよくない、強い王さまが必要だ!」と考えて、天の神にカエルの国を統治する王がほしい!と求めます。その結果… 紀元前600年代に生きていたイソップは、奴隷でもあったそうです。管理されながら生きる中で伝えた「自由」について、また強い王が傍若無人に振舞った結果、傷ついたり苦しむのは誰で、何が生まれるのかについて、みんなで考えるためのきっかけとなりそうな絵本です。絵も、文も、あとがきも、力強くあらわされています。
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辰巳芳子の旬を味わう-いのちを養う家庭料理-
¥1,100
SOLD OUT
辰巳芳子/NHK出版 1999年3月発行 料理研究家の辰巳芳子さんが、1996年4月から1998年3月まで、朝日新聞に連載されたものをまとめられた本です。 見開き2ページで1つの献立を。右ページには辰巳さんのボリュームあるエッセイを、左ページには写真と手順が。 和食を中心とし、主菜、副菜からおやつまで、12か月の旬の食材を使ったたくさんのお料理を紹介されています。 四半世紀前のものとは思えないエッセイの根底には、引き継がれてきたお料理の基本、身近な旬を取り入れる豊かさ、健やかな心身の育て方、少しの手間をかけるゆとりをもつことなど、現代取り組んでいるSDGsの提言とつながるものばかりのように思えます。
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野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る
¥880
SOLD OUT
野中モモ/晶文社 2020年3月発行 *晶文社「シリーズ《日常術》」 メディアとは、情報を伝えたり保管するためのもの。「ZINE」(ジン)は有料、無料もあれば、個人から企業が作るものまで様々ですが、タイトルの「小さなわたしのメディア」のとおり、この本で紹介されているのは、個人が発信するその時点での自分自身について、「紙」に書いたり印刷された、SNSのようなスピードのないアナログアイテムのZINEです。「書きたいから書く」が詰まった自由なメディアがもつ楽しさを、第一人者が解説した「ZINEの魅力について」の本です。 メディアとは「中間」という意味もあるそう。書きたいという誰かがいる。誰かの書いたその人自身の一部が、思いがけない誰かに形として届く。ZINEによって作られるコミュニティもある。誰かと誰かの間にあるZINEはまさに「小さなメディア」であると思うのです。
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きらめく拍手の音-手で話す人々とともに生きる
¥1,980
*入荷のお知らせ イギル・ボラ 著/リトルモア 2020年12月発行 188×128mm 288ページ 「コーダ(CODA)」、ろう者の両親を持つ聴者の子供のことです。著者で同名の映画の監督のボラもまたコーダであり、自分と親との関係や、自分と健聴の人との関係をとる中で、ボラが早く大人の世界に入らねばならなかった葛藤、自分の世界を見つけるために超えなければならないもの、自己責任でないところにある理由で認められない結婚、「手話と口話」のふたつの言語文化を行き来する中でうまれる思いの動きなどが著されています。ボラだけでなく誰かの負の感情の場面は、読んでいて時に痛く、その痛みに反応する自分の中にある無意識の意識を突きつけられるようです。 手話は音のない言語であり、ひとつの文化であることを実感します。多様な世界の一員として、「きらめく拍手」の音を鳴らしてみたくなる本です。
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写真集 誰かに贈りたくなる108冊(コロナ・ブックス)
¥880
SOLD OUT
森岡督行 著・平野太呂 写真/平凡社 2011年9月発行 「贈りたくなる写真集」の写真集、著者は「写真集とは、写真家が『私はこういう風に世界を見た』という思いのこもった哲学書に似ている書物」と考える著者、現在は週替わりで一冊の本を販売する「森岡書店銀座店」の店主、森岡督行さんです。 雑誌「カメラ日和」「月間百科」で連載されていた、21人の方へ手紙とともに贈った写真集を、新たに写真家の平野太呂さんによって撮り直し、さらに著者おすすめの写真集を追加し、エッセイも収録。 写真集の紹介としても興味深く、添えられた「なぜあなたに贈りたいと思ったのか…」という手紙には、一冊に重きをおく著者の誠実さやあたたかいさを感じます。
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こぐまちゃん ありがとう
¥880
わかやまけん・もりひさし・わだよしおみ 作/こぐま社 1972年10月発行 たくさんの「ありがとう」がでてきます。「ありがとう」って言ってもらうのもうれしいし、「ありがとう」ってちゃんと伝えられるのもすてきなこと。 みんなだいすき「こぐまちゃん」「しろくまちゃん」シリーズ。6色の色づかいで、版画のようにインクを重ねる方法で表現されるかわいらしい世界です。 発表から50年、親から子へ、またその子へと読み継がれるシリーズです。
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しろくまちゃんのほっとけーき
¥880
わかやまけん・もりひさし・わだよしおみ 作/こぐま社 1972年10月発行 しろくまちゃん、きょうはおかあさんといっしょにほっとけーきをつくります。しっぱいしたり、ちょっとこまったり。でもだいじょうぶ。やけたら、なかよしのこぐまちゃんといっしょにおやつのじかん! まんなかの見開きのページのホットケーキがだんだん焼けてくる様子を、声にしながら一緒に待ってた覚えのある人、きっとたくさん! 自分で自分の食べるものを作る、それをわけ合う楽しさのつまった絵本です。 みんなだいすき「こぐまちゃん」「しろくまちゃん」シリーズ。6色の色づかいで、版画のようにインクを重ねる方法で表現されるかわいらしい世界です。 発表から50年、親から子へ、またその子へと読み継がれるシリーズです。
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ざっそうの名前
¥660
SOLD OUT
長尾玲子 作/福音館書店 2013年4月発行 夏のある日。おじいちゃんの家にスイカを持って遊びに来た太郎くん。ヒメジョオンの横の水道でスイカが冷えるのを待つ間に、おじいちゃんと家のまわりを、ざっそうの名前を教えてもらいながら歩くことに。元気なヤブガラシ、昼はおとなしいマツヨイグサ、イヌ、ネコ、スズメ、ブタ、オニなどの名前のつく植物も。さてどれだけわかりますか? 青々とした草や、黄色や青、赤、白と色とりどりにかわいらしく咲いている小さな花。原画は作者による美しくていねいな刺繍です。 刺繍糸の微妙な色使いや針目の細さで表現された夏の生き生きとした草花の様子もワクワク楽しめる絵本です。 家で楽しむにも、お散歩のアイテムとしてもどうぞ。
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日本の路地
¥2,035
SOLD OUT
パイ インターナショナル 編 2021年9月発行 日本のさまざまな場所の路地を集めた写真集です。 細い道の両側に広がるのは昔ながらの景色。路地に心惹かれるのは、いつか見たような既視感への懐かしさと、細い道のその先にあるだろう景色への少しの憧れでしょうか。 両側の家に飾られた季節の小さな花、地域の猫、そこに暮らす人々、道の先にのぞく海、石畳の小路、夜になると別の顔を見せる繁華街など、日本各地の路地の魅力がたっぷり100以上収録されたソフトカバーの写真集です。 巻末には「全国の路地ガイド10」も。国内厳選の路地にまつわる文学、芸術作品や路地のなりたち、アクセスガイド付きです。
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絵の中のぼくの村
¥770
SOLD OUT
田島征三/くもん出版 1992年8月発行 少年・征三と双子の兄・征彦は、戦後の混乱期に家族とともに高知県に居を移し、新しい暮らしが始まります。 まだまだ人々が生きていくことで精一杯だった頃。それぞれが身を守るための周囲の言動に傷つきながら、また友達の心を傷つけてしまいながら、ふたりは自然の中で成長していきます。大きな美しい山々、川、鳥や魚…歳月が過ぎ、山は団地に、野原には高速道路が、川は瀕死状態となっていた故郷。あの景色やあの生物たちはもう自分の中にしか存在しない。 あとがきにある赦しや後悔、喪失感はきっと今の自分の中にも重なります。ふりがな付きで、ちいさな方も、わたしたち大人も読みたいエッセイです。
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ゴミ処理場の静と動~広島大阪おもしろミラクルルート
¥660
わたのはらさゆ/2019年11月発行 この本のサブタイトルは「広島大阪おもしろミラクルルート」、元号が平成から令和に変わる連休、著者家族が計画した破天荒な旅。大阪、舞洲あたりに行かれた方なら記憶の隅にあるかもしれない「大阪市・八尾市・松原市環境施設組合 舞洲工場」、目を引く色味なのに周囲の緑地と将来は一体化するように作られたゴミ処理場へ、広島から実に丸2日間をかけて移動。動く動く一家の行程を、読みながら一緒に旅をします。港あり、飛行機あり…とにかく一家は動いて体験するのです。 反転して後半の「広島市環境局中工場」、平和公園から一直線に延びる「中区・吉島地区」の先端にあるゴミ処理場は、そのスタイリッシュな佇まいから、映像のロケ地としても多用され、最近ではカンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した映画「ドライブ・マイ・カー」にも登場しています。生活圏内にある工場にも、著者は子とともに体感しに動きます。 大阪旅の目的でもある舞洲と、普段の散歩の延長で行ける広島・南吉島の2つのゴミ処理場の観察を通して、相反する2つの言葉をひとつのキーワードとして対象物を掘っていく…ご自身の考えを積み上げていくラスト4ページの疾走感をぜひ体感してください。 著者わたのはらさんの考察が随所に散らばりながらもなぜだか笑える、ZINEだからこそできるこだわりの1冊です。
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球場という名の劇場
¥770
わたのはらさゆ 2021年11月発行 「広島市民球場」そう聞いて現在の広島東洋カープ本拠地を思い浮かべるか、それともかつての紙屋町にあった球場を頭に描くか。世代によっても違ってくるかもしれません。 この本は「球場」という建築物に焦点をあてて、そこで繰り広げられたさまざまなストーリーをもとに、「球場」を分析していきます。広島人の気質のようなものも染み込んでいる「球場」、読んでいると確かにそこはそれぞれの「劇場」でもあるのかもしれません。選手、観客、仕事として携わる人、市民… 小学生だった夏の日、初めてスタンドから見た真っ青な夏の空、活き活きした芝生の緑…あなたの物語を思い出しながらどうぞ。旧市民球場の写真も満載です。
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敢えてここでいただきます
¥550
著者/わたのはら さゆ 2020年11月初版発行 42ページ 旅文学の小さな本の作家、わたのはらさゆさんの新作です。あの国宝で、かつて訪れた海外で、移動がなんでもなかったころの国内旅行で、老舗の精肉店で、リニューアルした元病院で・・・「おでかけとごはん」、思い出はひとつとなり、今目の前にはないごはんの香り、味、温度感、交わした会話もありありと思い浮かんできます。おもしろいこぼれ話も収録!この本の中だったら、どこのご飯に行きたいですか? 書き下ろしエッセイ収録のZINE「Leftright Free Zine」Vol.3付です。
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【再入荷】椿の海の記
¥935
石牟礼道子/河出書房新社 2(13年4月発行 世界は美しく日々変化し、二度と同じ顔を見せません。そこに住まう人々は優しく、そして残酷でもあります。 「こどもにはわからないだろう」とは都合のよいおとなの言い訳。はるか彼方の世界からこの世に生を受けて間がないこどもの方こそ、ものごとの本質を見抜き、見抜いた本質は糧となりそれからの自分を作っていくのだと。自分の幼いころの記憶がふいに蘇るようです。 あの事件以前のお話、美しい熊本、水俣が溢れています。 たくさんの豊かな言葉で綴ってあるのに、この本を語ろうと思っても適切な言葉が見つからないのです。 自分もまるでこの本の「みっちん」のように、ここに起こる事をただ感じるしかないよう。だからこそひとつの言葉も取りこぼさないよう、大切に大切に読みたい一冊です。
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【再入荷】あやとりの記
¥825
SOLD OUT
石牟礼道子/福音館書店 2009年3月発行 368ページ 約170✕124mm まだ高速道路も、高いビル群もなかったかつての日本。確かにそこに人々の暮らしがあり、大地や豊かな自然に畏敬の念を抱き、互いに思いやり、尊敬の念を持って暮らしていた、今よりもはるかにこころが豊かだった頃をモチーフにした読み物です。 お子様にも読みやすい作りとなっています。ぜひ大人の方とご一緒に。 *1983年に同社から出版された同名書に加筆修正がほどこされた文庫本です
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【再入荷】もしものせかい
¥990
ヨシタケシンスケ/赤ちゃんとママ社 2020年1月発行 182✕128mm 48ページ -好評いただいた作品、再入荷いたしました!- さっきまでそばにあった大事なモノ。前触れもなく突然「もしものせかい」に行ってしまいます。二度と戻ってこないだろう…その現実を突きつけられた時、その現実をどのように昇華させていくか、そのヒントの1つになるものがたりです。 「やあ、おはよう。とつぜんで もうしわけないんだけど、ボク、もしものせかいに いくことになりました」つい何日か前まであった日常がガラリと変わり、戸惑いとやり場のない負の感情のようなものを抱える方、おとなもこどもも、どなたにも。
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【再入荷】A TASTE OF TANIKAWA 谷川俊太郎の詩を味わう
¥1,870
著:ウィリアム・I・エリオット( William I. Elliott ) 訳:西原克政/ナナロク社 詩 谷川俊太郎 詩の英訳 ウィリアム・I・エリオット、川村和夫、西原克政 著者ウィリアム・I・エリオットは、谷川俊太郎の詩をはじめ、工藤直子・まどみちお他の詩の英訳を手掛けるアメリカの詩人で批評、翻訳家、谷川俊太郎と同じ90歳です。 50年以上も谷川俊太郎の詩の英訳を手掛けるエリオットは、本作の序文で、彼が思う谷川俊太郎が詩を紡ぐ理由を記しています。彼の推察するその理由を頭に置いてその後に続く25の章を読んでいくと、谷川の詩と言葉を読んだ時に今まで持った感覚が少し明確になるような、また新しいイメージが浮かぶような楽しさを覚えます。 詩を英訳するときの苦悩であったり、エリオットと谷川、エリオットと共に谷川の詩を訳して出版した川村和夫、西原克政との「めぐりあわせ」を書いたあとがき、読後には心の中にすがすがしい風が吹くようです。 *本書はエリオットの英文書き下ろしを、翻訳し収録されています。
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【再入荷】食べられる庭図鑑
¥1,760
*商品を【お気に入り】に登録いただくと、入荷時にご連絡をさしあげます。 良原リエ/アノニマ・スタジオ 2021年4月発行 200ページ 家時間が増えた時の癒しとして、植物を育てた方も多かったことでしょうか。 この本はタイトルのとおり、食べられる植物の図鑑です。図鑑といっても、緑多めの写真に添えられた言葉は、説明文の他に、育て方や食べ方、そして著者の良原さんがもたれるその植物への思い出など、読み物としてもとても楽しめる本です。 庭を持たない方ももちろん大丈夫!プランターや水耕栽培でも育つものもたくさん収録です。野菜、ハーブ、果樹、そして勝手に育つ草花まで! 蒔く、育てる、そして食べる…すべて自分の手でできる楽しみです。